各地で開催されている「森のようちえん」活動ですが、子ども達に自然体験をさせる事で多くの成功事例が報告されています。それらは短期間で見られる成長と大人になってから実感できる人格形成との二通りあります。
外で泥だらけになって遊ぶことがないまま大人になった30歳までの人達を対象に統計をとってみると、他者との関わり合いが非常に苦手で、相手を認めることをせず争いばかり起こす大人が圧倒的に多かったそうです。自然体験の機会が少なくなると、美しいものを見ても美しいと感じる心が育たないということも懸念されています。
その点、美しい里山の自然に囲まれ季節を問わず泥んこになって遊ぶ太陽と緑の風クラブっ子達には、非常に大きな学びの効果が期待できます。登山は更にグレードアップした効果が期待できる自然体験です。今年からサバイバルキャンプにも取り入れ多くの子ども達と登山チャレンジを体験してきました。登山が日頃の自然体験と大きく異なるのは目標があり、苦しみがあり、ゴールがあり達成する喜びがある事です。登山には以下のように多くの学びがあります。
これらは全て家庭内や学校の授業で習得することの出来ない学びです。近年子ども達の心は弱く折れやすい上に自己肯定感が低く、何か問題に直面するとすぐにそこから逃げたい、消えてしまいたい、生きていても仕方ないなどの考え方をする子ども達が増えています。幼児期には学力やスポーツよりも強い心を育む教育が必要なのです。
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